暗号屋には手を出すな

Yuki Shichiku
6 min readMar 26, 2020

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今回の出張も本当にハードであった。最近恒例になってる出張帰りの日記です。Kindleで読んでた「映像研には手を出すな」を読んでたらこの画像のコマで泣いてしまった。今月に入ってからコロナで世の中の雰囲気が悪くなったのもあるが、問題の本質を掴み切れていないという課題に対してとてもイライラしていた。

3/13で34歳になり、歳を追うごとにどんどん新しい事を経験してきている。今回の課題はこの出張中に完全に解決出来て、今後の活動に対してもとても良い効果を生み出してくれた。自分を褒めてあげたい。

出張中の出来事はこの課題解決がメインの目的ではあったが、その他にも沢山の出会いや気づきがあった。東京はコロナで大混乱するくらい、様々な人が集まっていて面白い出来事に出会う機会が多い。対して福岡は静かで過ごしやすく、自分の事に集中出来て、作業や研究にとても向いている。実際の物事を進めるにはやはり福岡が最適で、物事を広げていく時は東京を使う。とても良いバランス感覚である。

新たなビジネスパートナーを見つけたり、周りがどんどん経営者になっていくのと活躍している人が多いので経営についての相談がとてもし易い。最先端のビジネスアイデアも着々と進行している話も聞けたし、本格的に指導する感じも出てきてワクワクする。

そんな中、その経営者たちとの会話の中でやはり気になったのが組織の在り方についての問題だ。

現在暗号屋ではコンサル、システム受託開発、自社開発サービスでの収益がある。これを実装してくれている開発メンバーを除いてほぼ一人で営業から案件化、企画提案、採用、マネジメント、運用、その他それに関する作業を行なっている。この辺りを一緒に楽しんでやって貰える人が居ないと言うのが、今の組織課題になっている。

セールスはいくらか上手くいきそうな感じになってきたので細かくマインド合わせて行きながら進めて行こうと思うが、採用だったり社内の事を見てくれて一緒に事業開発してくれるメンバーが必要だ。

ここ二年半くらいはずっと経営ばかりやってきたので会社に入ると言うモチベーションを忘れてしまっていて、どうしたら暗号屋に入ってみたいと思うかという想像力に欠けてしまっていた。

人はどういう時に会社に入りたいと思うのか。人それぞれかもしれないが生きていくために必要な金の他に、やりがいみたいなモノを提供出来ているかが個人的には大切だと思った。ここの握りが甘いとお互い不幸になる。

成長できるやりがい。ビジネスを作ってお金を稼ぐやりがい。組織を作って大きな事をやるやりがい。人それぞれ何かがあるはずだ。やりがい搾取みたいな言葉があるけども、個人にカスタマイズしたやりがいを提供し続けていくのはかなり難しいし、きちんとした対価を払っただけではそれは満足して貰えないので本当に難しい。Googleとかは本当に凄いと思う。

Netflixの人事本が面白かった。あれは会社のミッションとマッチした優秀な人だけが働ける仕組みになっていて、フェーズ毎に人が出入りする流動性の高い仕組みになっている。色んな会社を見れば沢山の成功ストーリーがあったりするけども、登場人物は毎回同じではない事を考えると完全に参考になるものなんて無さそうではある。しかしやりがいに人が集まり、会社として解決したい課題を一緒に解決していく人が集まる組織はとても美しいと思った。

話を戻すと人が足りていない。事業開発だったり、社内の案件を回すプロジェクトマネージャーが足りておらず、すべての主体が紫竹になってしまっている為、既にキャパオーバーしきっている状態だ。権限の移譲をしたいが自分に依存してるものの数が多すぎるし、一緒にフルコミットしてくれる人を探す必要が出てきた。なので今どんな事業が動いているのか少しずつ公開していかないとダメなのかも知れない。

書ける範囲でしか書けないので、その辺りの精査もしたいのだけど、先ほども書いたが暗号屋には3つの収益がある。

一つ目がブロックチェーン案件または単に企業のビジネス課題を解決する技術顧問的なコンサルティング業務。これはブロックチェーンプロジェクトの企画に対する相談やゼロからの壁打ち、案件化したら具体的にどう作っていくかの企画や開発メンバーの調整などなど、二つ目のシステム受託開発でのプロマネ的ムーヴまで有るもの無いもの様々だ。ブロックチェーンの会社と謳っていても、システム開発としてのバリューを出すのは必須なので受託開発もある。あくまでブロックチェーンは技術であり、それを選定するかどうかはまた別の話だと思う。今はそこのコンサルに強みがあるので、案件をそこに寄せる事は出来るが今は前回の記事で話した通りしていない。

三つ目が自社システム開発だ。「ブロックチェーンが拓く新しい経済活動を生み出し社会実装する」という暗号屋のビジョンが実は存在しているが、まさにそのど真ん中をやっていると思う。ビジネスモデルも小さく切り出して始められていて、最終形態のイメージもかなり先をみれている。今はとにかくこれをPMFさせられる様な世の中への気づかせ方をひたすら考えている最中で、実際に世の中に出してどう反応するのかを調べていこうと思っている。

これら3つのうち自社システムは会社としてのキャッシュフローにする為に優先度を高めているが、受託開発は時間と人員をロックされてしまうので規模を大きくする必要があるけども安定して収益が出るしこのご時世なのでありがたく請け負っている。

先日22周年を迎えたサイバーエージェントの広告代理店事業の様に、会社を支えるずっと地道な右肩上がりのキャッシュフローを今の自社システムで作って会社としての体力を付け、ブロックチェーンで新しく出来上がる市場を見据えて数年単位で大きく育てる。その為に今もブロックチェーンから軸足を外さない様に、どんな案件でもアンテナを立てて物事を進めている。そんな成長曲線を目指して事業を考えているんですが、何度も言うけど人がいない。どうですか、暗号屋気になってきません??

暗号屋ではこの様な戦略で、一緒に事業開発したり、会社の成長を楽しんでくれる人を募集してます😇福岡・東京問わず、何やっているのか気になった方は気軽に紫竹までご連絡下さいませ🙆‍♀️

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Yuki Shichiku

紫竹佑騎と申します。しちくゆうきと読みます。79と表記したりします。