寿司ネイティヴ

Yuki Shichiku
3 min readDec 27, 2018

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年末年始は親戚と過ごす予定が今年は入っていて、お婆ちゃん子である私は最近元気がなさそうなお婆ちゃんに顔を見せに行こうとこういう機会に合わせて東京に向かっている。今回はクライアントさん達は恐らく仕事納めがもうそろそろで、会って何かするとかは特に無いはずだ。

今日というか昨日からぶっ続けでコードを書いていて、飛行機の遅刻が怖くて朝方少しだけ仮眠をとり、飛行機に乗ったが長時間の座り仕事で腰が痛くなってなかなか寝付けないのでこの日記を書いている。

お婆ちゃんちには大学在学中住まわせて貰っていたり、妹が上京した時に部屋を譲って近くに部屋を借りた後にも毎日夕飯を食べに行ってたりそういう生活をしていた。お爺ちゃんに関しては確か高校一年生くらいの時に亡くなってしまっていて、お婆ちゃんはそれからずっと一人なのでもうかれこれ15年以上一人暮らしを続けている。

お婆ちゃんはお爺ちゃんと一緒に東京で寿司屋をやっていた。なので私はこの世に生まれ落ちた時から寿司食べ放題の家族の一員となり、完全なる寿司ネイティヴとして幼少時代を過ごしている。

しかし思春期(あったかどうだか覚えてない)位の時期にお爺ちゃんが亡くなってからは、悲しくなってしまうのであまり積極的に寿司を食べたいと思わなくなり、回転寿司に関しては嫌悪感すら抱く程の拗らせた少年になってしまっていた。

時は流れ、色々な記憶が風化してからは回転寿司も付き合いで行ったり出来るようになった。別府の回転寿司屋はレベルが高いと聞いて行ってみたが別格ですごく美味かったし、頼んだ寿司が高速にレールの上を駆け巡り目の前で止まるあの回転寿司も体験は面白かった。

しかし未だに好きな寿司のネタの回答で「サーモン」と言ってしまう人に「フー、やれやれ。」と思ってしまうくらいの拗らせは残っているようである。

これは私が寿司の現代化の流れについていけてないだけなのかもしれない。銀座の寿司屋よりも先に築地でネタを仕入れてたお爺ちゃんの寿司ネタに無かった物は、大体創作寿司として判断してたので「カリフォルニア巻き」みたいな明らかに外来種みたいなネタと同じ分野の「酢飯と何か」だと思っていた。

こんな私をみて美味しんぼみたく「かわいそうに、本物の寿司を食べた事が無いんだな」って思う方がいるかもしれないが、ちゃんと銀座とかの寿司屋で食べた入念にネタを仕込んで出してくる寿司は芸術的でめちゃくちゃ感動したのでそれはそれで良いと思っている。

それでもお爺ちゃんの寿司はシンプルな寿司だったが、明らかに美味かった。生き返ってまたお店始めてくれないかなぁ。こんな話を書いていたら猛烈に寿司が食べたくなったので、福岡に戻ったら中洲の気になってる寿司屋に行ってみよう。

予定時刻を微妙に過ぎて出発した飛行機もようやっと羽田に到着する。結局一睡も出来なかったが、今夜は前に日記で少し話したWISE OWLというフカフカベッドの良いドミトリーを予約してある。この話はまた後日するとして、やっぱり腰が痛い。ちゃんとデッドリフト也、筋トレしっかりやらないと長時間働くのはキツい。

代わりがいない仕事をやってるからこそ、健康には気をつけないといけない。もう2年くらい健康診断も受けてないので、来年の目標は「健康診断を受ける」にするとしよう。

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Yuki Shichiku
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Written by Yuki Shichiku

紫竹佑騎と申します。しちくゆうきと読みます。79と表記したりします。

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