会社は何のためにあるのか?
会社の雇用規約を作っているうちに、ふと思ったことがある。この会社に入ってくれる人ってなんで来てくれるんだろう?
会社のビジョンは今の所
暗号屋はブロックチェーン技術が拓く、新しい経済活動を産み出し社会実装する為に創られた技術組織です。福岡と東京をベースに、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。
我々はブロックチェーン技術が普及する事による「あたらしいインターネット時代」の到来に熱狂し、様々な問題解決を行うことに注力していきます。
というものなのだが、これは会社として技術組織を創って行き、ブロックチェーンが創る新しい時代を最前線で創っていこうぜ!という気持ちから生まれたものだ。ただしこれに賛同してくれる人が居たとしても、別の会社で出来るわけだし、その中でも弊社を選んで貰えるというのはどういうメリットがあるんだろう?という賢者モードになっていた。
今の暗号屋は正直言って「暗号屋=紫竹」である。組織としての強さというのはそんなに無くて、紫竹による紫竹のための紫竹の会社だ。これでは会社を大きくするという考えでいけば、自分のために誰かを金銭で雇って優勝〜〜!!みたいな感じになってしまう。なので会社を大きくしてくれる人へのメリットを享受出来るようにならなければならないと思った。
もちろん、会社でやっていることは虚業ではないし、しっかりとしたブロックチェーン関連のプロジェクトにも関わっている。そこに関与できることは、ブロックチェーンプロジェクトに関わりたい人にとって良い機会を与えているとは思う。基本的にはここがメリットと思って入ってもらうことが一番健全なのだろうと思う。
ところが機会を得るために社員になる。という行為は別に業務委託だってできてしまうわけであって、今現在も絶賛メンバー募集中であるし、社員であることのメリットは会社が大きくなることにほかならないのではないかと思ったわけである。
そこで会社というのは何のためにあるのかを検索すると、かの有名なドラッカー先生の名言が飛び出してくる。
企業とは何を理解するには、企業の目的から考えなければならない。
企業の目的は、それぞれの企業の外にある。
事実、企業は社会の機関であり、その目的は社会にある。
企業の目的として有効な定義は一つしかない。
すなわち、顧客の創造である。
ピーター・ドラッカー
会社が存在するのはお客さん、世の中を喜ばせるためである。というのは今の賢者モードの状態で見たことによってとても心に残った。
ブロックチェーンな技術組織をつくることが世の中のためになるのかどうか。それは会社の主軸であるブロックチェーンがどの様に社会を良くしていくかをしっかり捉える必要がある。これはインターネットが世の中に普及するときに、世の中がどう変わっていくのかを知った上で動いていた会社のような振る舞いだと思っていて、イメージしているのがサイバーエージェントやライブドアだ。この時期のインターネット企業は、インターネットバブルを超え、世の中にインターネットを使った価値をどんどん提供していっていた。
暗号屋もそういう会社にならないといけなくて、ブロックチェーンが提供する価値をどんどん世の中に還元していくお手伝いをしていかなければならない。そのためにもどんどん実績を積んでいく必要があるし、一人では決して成し得ないことだとも思う。
会社をやっていくためには人がいる。それが社員である必要があるかは別だと思っている。しかし社員としてフルコミットでやってくれる人というのは存在するし、そういう人には一緒に成功を喜んでほしい。
一つの悩みでもあるが、株式会社であればストックオプションのような会社の成長を一緒に分かち合う制度が充実している様に思えるのだが、暗号屋は合同会社だ。会社の規模を大きくするにあたってやりやすいのが株式会社という話はよく聞くが、こういうわかりやすいメリットがあるからだろうか?しかし合同会社ではこれはできないのだろうか?DMMとか合同会社で成功している会社はどうしているのか?株式会社に変更したほうが良いのだろうか?その辺りも模索していきたい。
メリットが不透明な今でも社員になってくれる場合にはやっぱり色をつけたいなと思うし、頑張りに合わせて報酬や楽しい仕事、機会をたくさん渡していきたいとも思う。会社の成長を一緒に喜ぶための制度も考えているのと、会社の幹部としてのポジションを目指したくなる仕組みも考えたい。
考えることが山積みだけど、やっぱりドラッカー先生の言っている顧客の創造こそが経営の本質だとも思うし、世の中を良くして、楽しくみんなで稼いでいける会社を作っていきたい。
暗号屋はブロックチェーンが創る「あたらしいインターネット時代」で、一緒に世の中に価値を生み出すメンバーを募集しています。