ブロックチェーンへのアツい想い
年末に仕込んでいたサービスが出る。
諸々の事情でまだ出ないが、関わったサービスがもう少しで出る。こんな時はとにかく集中していてどんどんギラギラしていく。
これを書きながら電柱にぶつかるくらい気合いが入っていて(飲んだ後で歩いて帰っている)、頂いた仕事なのでしっかり自分ごとのようにやりたい事がきまっている。
立場上自由に仕事を受けられる立場なので、頼まれた仕事についてはありがたいことに共感できる内容しか受けない状態を維持している。
今やっているのは実はブロックチェーンも関係ない案件だが、個人的に福岡に住んで働いているとかいうところで自分の立場と凄くマッチしていてとても応援したいサービスを作っている。(いつかブロックチェーンが関わるサービスになればいいなと思っている)
あんまり言うと怒られそうなので、リリース後に話そうと思っているが、今のアイデアがしっかり進めていければ地方で困っている人と、都心部でくすぶってる人がどちらも救える良い世界を作れると思っている。
今メインではブロックチェーンのビジネス利用コンサルをしていたりするが、特に必要ない場合には無理やりそういった提案はしないことにしている。
平成ネット史でもホリエモン氏が言っていた事がめちゃくちゃ真理で、使える技術メインでプロダクトを作るのは完全に悪手で、こんな技術ができるからといって、技術オリエンテッドにやりたい事を優先している内はユーザーの心理を突いたプロダクトは決してリリースすることは出来ないのだなと確信した。
現代風に言うと、ブロックチェーンチョトワカルとか言ってる人ほどそこを気をつけないと行けないと思う。ブロックチェーンとか裏側の技術でしかないし、バックエンドのエンジニアをやる事もあるのでとても良くわかるけど、我々の仕事は ”一般のユーザーには全く響かない。”
考えてみて欲しい。土日をリア充な友人宅でバーベキューして過ごす人たちがブロックチェーンに熱狂して朝までその話だけで飲めたことは絶対に無いだろう?(この前chaintopeの方々中心に、福岡ブロックチェーン界隈の方々と飲めたのは死ぬほど楽しかった。)
僕がサイバーエージェントに新卒で入って良かったことは、自虐では全くなくて、一般のユーザーがそれを使うのかどうかを真剣に考えて世の中に出す能力が付いた事だ。
新卒で入った女の子は正直社会人能力に長けた子が多いわけではなかった。しかし、初期のプロデューサーにいた方の「凡人力」がとても大事だと思っていて、普通の女の子が使いたいと思わないサービスを作ったところで誰が使うのかっていうとても良いプロデューサーに囲まれた職場であるというのがサイバーエージェントの最高の環境であると私はおもっている。
誤解を恐れずに言えば今のブロックチェーンエンジニアはせいぜい分かってもらえるVCとかそれくらいの感度高い人に刺さるプロダクトを考えて行けばよくて、今の段階から(将来はわかってもらえると思う)万人ウケすると思って出したブロックチェーンプロダクトを、プレスリリースの段階から打ち出したところできっとユーザーにはなんのときめきも無く終わるのが関の山だろう。
もちろん関わっているプロダクトに関しては、今できる限りの良いプロダクトを出すつもりではあるが、藤田社長に言われた「渋谷スクランブル交差点で今このサービスを使ってくれと言って使ってくれる人がいるのかどうか」という厳しい目でサービスと向き合う必要がある。
なんども言うが平成ネット史はめちゃくちゃ良い番組で、後半時間がなくて端折られたのが本当にもったいないのだけど、現代から未来にたどり着くための大きなヒントになる番組だと思っている。
実は平成は4/1まで続くし、”平成最後” を2018年最後と使ってる人が多い中、ほんとうの意味で平成最後のインターネットを作るのであれば、僕はやっぱりブロックチェーン(から連なる新しい世界)を推す。平成ネット史をみて思った、「この時期に起業してたらアドバンテージハンパねーな」という感覚が、ブロックチェーン時代において今その姿を新たに復活させ、僕を駆り立てているというのは小さい規模だが現実であって、熱狂すべきパラダイムであるのだと私個人に時代が語りかけているのだ。
「あーそうですか。おつおつwwww」というのもまた一興。こういう時ほど、パラダイムは後から大きくなる事が多い。バブルの前というのも仮想通貨バブルで経験済みだ。
とにかくこの熱狂は止める必要はない。今関わってくれているすべてのみんなに対して、僕のこの熱狂を届けたい。急にただの日記でこんなに熱くなるくらいなので勘弁して欲しい。必要があれば、飲みに行ってこの手の話を振ってくれればいくらでも熱く語れるのでぜひ誘って欲しい。
福岡に来てから東京ほどの刺激が無いのは確かだ。しかし確実に福岡に力のあるブロックチェーン企業が集まっている。僕もこれからその一員になる気満々だし、これからの発表を見ていて欲しい。今日からみんなが仕事を始める平日が始まる。ヨーイドン、だぜ。