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タウマゼインを制御しろ

Jun 28, 2025

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コンテキストとしてAIとの壁打ちで食わせる文を考えてみようと思ったけど、最近書いてない飛行機で書き散らすブログ記事として書いてみる。

暗号屋には色んな相談が来る様になった。色んな機会を与えられてるが最近はあれもこれもとなっていて、みんながボールを拾いきれなくなってしまってきている。面白い機会をどんどん増やしたいし、こんなにブロックチェーンが関係する仕事しかないマニアックな会社になったのは凄い事だと思う。でも何かに集中するみたいな、株式で調達を受けて全力で一つにコミットみたいな戦略を打たず、やりたい事が多過ぎてとにかく来たボールを打ちながら手元ではお手玉をする大道芸みたいな状況が続いてしまっている。

暗号屋というかブロックチェーン関係の業界はまだまだこれからユースケースが認知されていくフェーズだと思っていて、ウェブの受託案件をガンガン営業して何件かリード獲得してCRM管理してみたいな感じがやりにくいと感じている。それは市況に左右されるし、成功事例も少ないからだ。そうして会社の維持のために仕事を求め、大道芸になってしまう。

会社の維持コストはやりたい事が多いというのと、それを我慢というより待っていられないと言うのが影響してそれなりにかかっている。理由はビットコインを教えてくれたイギリス人上司がサイバーエージェントを辞める時に言っていた「この会社はとても素晴らしい会社だけど、ビットコインの仕事は今しかない。」と言う言葉に大きく影響を受けているからかもしれない。ブロックチェーンが世の中に広まっていく過程は待ってくれない。どんどん生まれる社会と技術との接点を最前列で追い続けなければならない。

もう少し休んでも良いのではないかと言うのは酷な話であって、最近もAIコーディング周りの情報を追うのが楽しくて仕方がないが、こう言うモードに入れた時はとても気分が良く、生きがいみたいなものだ。そして最新の情報は追わなければすぐに取り残されてしまう。Clineは全く使わなくなったし、Devinはもうクビにした。

暗号屋みたいなテクノロジードリブンの会社は「手段の目的化最高!」みたいに楽しんでやらなければならない。エンジニアならそう言う素養があっても良いはずなんだが、一方で経営も気にしていかないとこの幸せな時間は止まってしまう。結果自分たちの想うブロックチェーンと言う思想に基づき、ただひたすら色んな仕事を求め、大道芸化してしまっている。

暗号屋のミッションはとても気に入っていて、創業当時から変わらない。「ブロックチェーン技術が拓く新しい経済活動を社会実装する。」というものだ。これはブロックチェーンが世の中を良くすると信じて、新しいインターネットの時代の幕開けを推し進める為に掲げたものである。創業から何年かは信用を得られず、トークン詐欺に良く使われる事から反社の様な扱いを受けてきた。そんな中でも意志を保って今日までやってこれたのは漫画「チ。」の 「タウマゼイン」 という「?」と感じ知的好奇心から生まれる確信に似た何かがあったからだと思う。地動説について考えただけで殺されてしまう様な時代に比べたら、どうでも良い人からの信用がない事なんて本当にどうでも良い。

こういう思想が強いのも結構だし、忙しい事はいい事だ。だけどアクセルを踏み込み過ぎて法定速度オーバー気味になってしまうのは本当に良くない。適切な速度を守って、ヘルシーな経営を目指していきたい。色んな想いはあるけれど、一旦深呼吸して冷静になり、もっと遠くを見据えて目の前の事を整理したい。頭の中がぐちゃぐちゃで散らかっている。上手くバランスを取って、やるべきことに集中するのだ。

福岡に着弾した。たまには考えを吐き出すのもいいもんだな〜皆さんのご意見お待ちしております!

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Yuki Shichiku
Yuki Shichiku

Written by Yuki Shichiku

紫竹佑騎と申します。しちくゆうきと読みます。79と表記したりします。

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