こんな近所のお兄さんが欲しかった

Yuki Shichiku
5 min readJan 2, 2019

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今は朝6時の羽田空港発の飛行機に乗るために、国内線ターミナルだと24hやってる店がなかったはずなので、隣の国際線ターミナルまで行ってカフェで電源をいただきながら全く繋がったことのない羽田空港のWiFiにイライラしながらこの日記を書いている。

年末年始なので飛行機チケットが高く、節約のために朝早い時間の飛行機を選んだのに近くのカプセルホテルに泊まってしまっては元も子もないので仕方ない。しかし羽田空港のWiFiはこれだけつながらないのであれば改善するか辞めるかしてもらいたい。繋がらないWiFiほどムカつくものはない。毎月の1〜2週間の出張のためにモバイルWiFi契約しようか悩んでしまう。。

今日は親戚イベントがあって、高校生のいとこに Bitcoin のペーパーウォレットという形でお年玉をあげた。使い方は自分で調べて勉強してみろっていうスパルタお年玉だ。彼は小さい頃から私に懐いてくれていて、ゲームと野球が好きで特に iPhone C? を買ってもらってからパズドラを攻略アプリとくるくる確認しながらすごくよくわからないレベルまで極めていて、素人では絶対にわからない未知の領域に達していたのが印象深い。

彼が中学から高校に上がるくらいのときに会って、結構久しぶりだったけど相変わらず私と話したそうにしてたので一緒に遊んであげてたのだけど、帰り際に「どうやったらお兄さん(私のこと)みたいになれるの?」と私なんて目指してどうするつもりなんだろうという嬉しい質問を貰った。

でも自分の中に1つの明確な答えがあって、私が今高校生だったらこれをやるっていう現代における攻略法みたいなものを伝授した。

それは「英語とプログラミングを今のうちにめちゃくちゃ学んでおけば、将来世界中で仕事に困らず、やりたいことさえ見つければ何でもできる。」というものだ。

英語ができるだけではアメリカで仕事があるわけではないし、プログラミングも同様に、この2つをツールとして使えるようになればあとは熱狂できるものを見つけられれば最強だからだ。
英語に関しては帰国子女の人を見ていたらすごく思うのだけど、幼少期での語学能力はとてつもなく高いと思っている。併せてプログラミングに関しても小学生とか中学生とか若い頃からおもちゃの様に情報技術に触れていた友人などを見ていると、その圧倒的な技術力に太刀打ちする気すら失せてしまう。身近にいる、オリンピック選手でいう金メダリストみたいなプログラマーは大体そういう若い頃からゲームで遊ぶようにPCを触っていたりしていることが多い。

羨ましかったエピソードで、小学校の頃に近所のお兄さんがセキュリティのスペシャリストだったらしく、興味があった彼にPCを貸して色々仕込んで貰ったという変態エンジニアがいた。彼は若くして情報技術を学び、若くして海外に飛んで起業したり、その年代ではありえないくらいの経験をしているエンジニアだった。

私がエンジニアになるまでは紆余曲折あって、高校の頃の文理選択で「パソコンを使った仕事がしたいな」くらいの感覚で、当時得意だった数学もあるし理系を選んで、大学も「プログラミングが授業にある情報系の大学が良さそうだな。近ければどこでもいいや。」くらいで進学した。
しかし授業が恐ろしくつまらなかったので基本的な文法を覚えたまま何もせず、4年になったときの研究でシステム開発をやったり、当時色々あって利用していた Turbo Linux 社にバイトに行ったりしてハマってからやっとエンジニアらしくなってきたくらいなのだ。

大学在学時にアプリコンテストに参加したり、mixi のエンジニアさんたちと開発合宿に行ったりしていたら周りに凄いレベルのエンジニア達が沢山居て、この人達に技術力で勝てる日はおそらく来ないんだろうなという感覚に陥った。社会人になりサイバーエージェントのハイレベルなエンジニアの先輩方や同期を見て、「俺はキャラ採用だから違うやり方で活躍しよう」という感じでがむしゃらに勉強した。

私自身は今その時の貯金があってそれなりにエンジニア出来ているだけで、どちらかというとかなり遅咲きな方のエンジニアだったと思っている。

前置きが長くなったが、エンジニアとしての人生を始めるならなるべく早く始めるに越したことはない。英語を巧みに扱う帰国子女のように、プログラミングをツールとして利用できる若者のほうが遥かに人生にプラスになると思っている。そういう経緯からいとこには英語とプログラミングを学んでおいて欲しいと思ってアドバイスさせてもらったし、それが伝わったのか大学は情報系の学部を中心に志望してくれているらしい。

これは押し付けになるかもしれない。でも今の私は彼にとって、憧れだった近所のすごいお兄さんになれただろうか。未来の自分から若い頃の自分に会えるとしたら、同じアドバイスをしたいと思う。こんな近所のお兄さんが居たら、自分ももっと変わっていただろうな。

ネットが無いのでオフラインのPCで長文を書きなぐってしまった。後少しで国内線への無料バスが運行を始める。明日は福岡の飯塚まで行って、福岡のクリプト企業の人達と新年会があるから楽しみだ。寝坊しないように飛行機ではしっかり寝ないと死ぬ。。

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Written by Yuki Shichiku

紫竹佑騎と申します。しちくゆうきと読みます。79と表記したりします。

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